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銀の働き部屋

管理人銀河の、日記兼テキストサイトです。取り扱うジャンルは主にヤングガンガン連載のWORKING!!になると思います。最近は東方の霖之助小説を書くのにも夢中。どうかよろしくお願いします。リンクはフリーです。感想は常に受付中です!もらえたら泣いて喜びます

臼井儀人先生、お疲れ様でした。




 知っている方も多いと思いますが、クレヨンしんちゃんの原作者である、臼井儀人先生がお亡くなりになりました。
 心の底から、ご冥福をお祈りしたいと思います。

 クレヨンしんちゃんは、俺が物ごころついたときには既に放送していて、毎回毎回笑っていた記憶があります。
 アニメ放送は、やはりひまわりが生まれてからの話がとても印象に残っていますね。しんのすけは、それから「おにいちゃん」として一回り強くなっていったと思います。ひまわりに嫉妬する話もありましたが、ひまわりのために行動をして妹を守るその姿は、間違いのない「おにいちゃん」でした。劇場版では特にその意識がしんのすけに強く芽生えていましたが、やはり、クレヨンしんちゃんの本質は家庭を描くものであったのかもしれないなあ、と今更ながら思っています。
 しんのすけがひろしと一緒にお風呂に入るシーンを見ていると、自分も同じくらいの年の時に、父さんと風呂に入ったのを思い出しました。ひろしが帰宅したのをしんのすけとひまわりが出迎える。ただそれだけのシーンで心が温かくなりました。
 ひろしとみさえは、美男美女の理想的な夫婦ではありませんでしたが、間違い無い、「父と母」でした。ひろしは女に弱く、酒を飲めば悪酔いをする。でも、息子に言葉をかける時、息子のために行動をするその姿は父親でした。みさえは基本ぐうたらで、高級ブランドに弱くて、掃除が下手。でも、いつでも子を心配し、家族を支え尽力しているのは母親たる彼女でした。
 しんのすけはいい友人に囲まれ、5歳児の子どもらしくのびのびと生活していました。おもちゃなどの誘惑に弱く、大人に甘えられる時はずうずうしいほどに甘えるその姿は、それを見た俺達が大爆笑できるほど現実と違うものだったでしょうか。臼井儀人先生は、そんな「家族」の姿を、愉快に伝えられる人だったと思います。

 クレヨンしんちゃんの映画は、ここ3年間で公開されたもの以外は見ています。

 ハイグレ大魔王との戦いでしんのすけはだれかのために戦えるようになりました。
 ヘンダーランドでは殆どしんのすけ自身の力で戦えるようになりました。
 暗黒タマタマ大追跡では、妹のために全力で立ち向かえる心を持ちました。
 オトナ帝国の逆襲では、家族のため。そして、自分の未来を想いながら、強い思いを持つ人たちに未来の素晴らしさを教えることができました。
 アッパレ戦国大合戦では、大切な人を失う辛さを学びました。

 もちろん強くなったのはしんのすけだけではなく、家族全体です。
 中でも、ひろしは映画の中で様々な名言を残しています。
 俺が特に感動したのは、アッパレ戦国大合戦の時、しんのすけを探すためにタイムスリップを図ろうとした時みさえに発した、
「しんのすけのいない世界に、未練なんかあるのか!?」
 です。子を思う強さの描写は、ブタのヒヅメ、オトナ帝国の逆襲、暗黒タマタマ大追跡などでも濃く深く描かれていて、その時のひろしは世界で一番かっこいい父親になると俺は思っています。
 オトナ帝国の逆襲で描かれたひろしの過去の回想に、俺は涙が止まりませんでした。昔、父の広い背中を見て自転車に乗っていたひろしが、しんのすけに広い背中を見せるようになった時に、親子の関係はこうして継がれていくのだと、馬鹿みたいに感動していました。

 こどもに見せたくない番組ランキングに、クレヨンしんちゃんは何年も連続でランクインしています。まあ、その理由はなんとなく分かりますが、そう思っている親の方々に聞いてみたいですね。
 あんなにあなたの子どもは毎日いきいきと暮らしていますか?と。

 クレヨンしんちゃんは、今でも俺に笑顔を与えてくれます。
 昔、くだらないことに悩んで怖くなった時、クレヨンしんちゃんのアニメを見ると嫌なことを全部忘れることができました。
 驚くことに、無いんですよね。他にそんな安心できるアニメが。あんなに心が落ち着くアニメが。
 臼井儀人さんが亡くなってから気づいてしまったことが、本当に悲しいです。

 笑顔を、ありがとうございました。
 感動を、ありがとうございました。
 クレヨンしんちゃんの中で描かれた、人に感謝する気持ちを。友情を。そして、家族を。絶対に忘れません。

 あなたの作ったキャラクターに、俺は救われていました。

 51年間、お疲れ様でした。本当に、ありがとうございました。




  
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