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銀の働き部屋

管理人銀河の、日記兼テキストサイトです。取り扱うジャンルは主にヤングガンガン連載のWORKING!!になると思います。最近は東方の霖之助小説を書くのにも夢中。どうかよろしくお願いします。リンクはフリーです。感想は常に受付中です!もらえたら泣いて喜びます

俺がお前で あなたが俺で!?  ギャグ小説  ヤンガン版ファミレスほぼオールスター






 拍手返信の最後の通り、入れ替わり小説が完成しました。が!!!

 以下注意点
・前回と同様に、グダグダです。グダグダで長いです
・オチが分からなかったのでかなりなげやりです
・パロディたっぷり

 これらの注意を見た上で見たいというチャレンジャーは、どうぞ。

 小鳥遊と佐藤入れ替わり小説『俺がお前で あなたが俺で!?』です。どうぞ。













 世の中には、理解しかねる様々な出来事が起こるものだ。
 その中には・・・父親の一言で極端な男嫌いになったり、通りすがりのヤンキーに助けられたせいでその人に一生尽くしたり、高校生になっても身心共に小学生だったりなどの事象も含まれるのか。

まあ、それらは些細な事。経緯は特殊ではあるが、あり得ないという事は決して無い物ばかり。実際、これらの特殊例は彼らの付近に実在しているのだから。それも理解しかねる出来事ではある気がするが。

しかし、世の中にはあり得ない、と呼ばれる現象・・・酷く言い換えれば妄想が存在する。
ランプをこすったら妖精が出てきたり、トランクの中から意志を持った人形が出てきたり、超能力者や未来人や宇宙人との出会いを望んだらいつの間にかそれらに囲まれていたり。

それらは、一般国民に話してもただの妄想としか受け取ってもらえない。それはそうだ。ありえないことばかりなのだから。

じゃあ、頭が激しくぶつかり合ったら、二人の性格が入れ替わってしまった・・・というのはどうだろうか。
もちろんそれも妄想。漫画や小説、映画だけで十分。そういう内容ではないか。

しかし残念ながら、とあるレストランに二人ほど・・・笑ってその妄想を聞くことが出来ない者がいた。
何故なら、その二人は、すぐ目の前に自分を見ていたからだ。もちろんそこは鏡の前なんかではない。
二人は見つめ合い、そして願った。
このふざけた夢がとっとと終わる事を。
しかし、終わらない。いつまでたっても。
だから二人は思った。漠然と、呆然と。

世の中は、不思議がいっぱいだ。

小鳥遊宗太は、目の前の小鳥遊宗太を見つめながら呆然と考えていた。
そうだ。俺は珍しく寝坊をして、それで慌ててワグナリアの休憩室へと慌てて向かっていたんだ。
と。
そこから先は、現在に至る、というわけだ。

佐藤潤もまた、目の前の佐藤潤を見つめながら思い出していた。
そうだ。俺は休憩時間が終わったから仕事に戻ろうとして、休憩室から出たら・・・猛スピードで走ってくる小鳥遊と目が合ったんだ・・・。

と。
やはりその続きは、今現在だった。

二人はしばらく考えた。
何故この事態が起こったのか。
そもそもあり得ることなのか。
俺ら桃太郎の何なのか。
何故連邦軍はガンタンクなんか作ったのか。



しばらくして考えを導き出し、安堵の息を漏らしながら同時に呟く。

『夢か』

黒服の誰かの声が聞こえた気がした。


―ところがどっこい。夢じゃありません―




「まず、状況整理と行くか」

小鳥遊宗太は、酷く苛ついた様子で切り出した。
普段の彼の口調からはとてもじゃないが想像もつかない話し方。
それも当然といえば当然。
小鳥遊宗太は、正しくは佐藤潤なのだから。

「・・・やはり、コテコテな話ですけど・・・思い切りぶつかったからですかね・・・頭どうしで」

佐藤潤もまた、普段の様子からは想像のつかない話し方で返す。
それは仕方ない。やはり、佐藤潤は小鳥遊宗太なのだから。
 佐藤潤は青ざめた顔で頭を抑えながら話していた。


「んな漫画みたいな事が本当に起こるわけねえだろうが」

「でも・・・実際に起こっちゃっていますよ? 認めたくはないですけど」

佐藤潤・・・以下は、中身で呼称しよう。小鳥遊宗太は悔しそうに言 う。
佐藤もまた、舌打ちを漏らす。思わずポケットを探り煙草を取り出そうとしたが、当然見つからない。煙草は、小鳥遊が現在着ている服の中にあるのだから。

「小鳥遊。煙草寄越せ」

「お、俺のままで吸う気ですか!? やめてくださいよ!」

小鳥遊が断固拒否すると、佐藤はまた舌打ちを漏して話し始めた。

「どうすんだよこの後・・・」

「とりあえず、このままバイトを続けるのは不可能でしょうね。治る方法を見つけないと・・・」

「ちっ・・・何で真面目にこんなくだらねえ事考えなきゃいけねえんだ・・・!」

「仕方ないでしょう? 俺だって、こんな状況信じたくないですけど・・・どうやら紛れもない現実そのものみたいなんですから」

「ていうかよ、俺の体でその話し方やめろ。気持ち悪い」

「それはこっちの台詞ですよ・・・。何でこうなっちゃったんだろうなあ・・・!」

「一つ断言できるのは、お前のせいだ・・・ということだな」

 佐藤が言うと、小鳥遊はうっ、と唸って何も言わなくなった。
 溜息を一つついてから、佐藤は歩き始める。

「ど、どこ行くんですか!?」

「早退するって伝えに行くんだよ。何か思いつくまでは俺の家にでも来てろ」

「・・・単純に」

 小鳥遊は到って真面目な目で言う。

「もう一度、ぶつかってみましょうか」

 佐藤は歩みを止める。振り向きもしない。
 この嫌な空気に小鳥遊が唾液を飲み込む。次の瞬間、

 佐藤が振り返り、

 小鳥遊の頭に強烈なバッティングを与えた。




「かたなしくーん! 佐藤さーん・・・って、あれ?」

 種島が休憩室へ向かい走っていると、その途中で悶え苦しんでいる小鳥遊と佐藤の姿があった。
 なお、以下も「小鳥遊の体に入った佐藤」は佐藤。「佐藤の体に入った小鳥遊」は小鳥遊と呼称する。

「ど、どうしたの!?」

「ちょっと・・・ぶつかってな・・・!」

「そ、そうですよ! 気にしないで下さい先輩!」

 二人がそれぞれそう答えたが、種島は首をかしげた。

「佐藤さん・・・先輩って?」

 小鳥遊は「あっ!」と素っ頓狂な声を上げてから、

「ま、間違えた! 気にするな・・・た・・・種島!」

 と言い直した。

 結局、佐藤の突然のバッティングは二人の頭を激しく揺らすことには成功したが、中身が元に戻ることは無かった。

 まさか、中身が入れ替わってしまったと言っても信じてもらえるはずは無く・・・いや、種島は信じてしまいそうで微妙に恐いが、とりあえず小鳥遊は誤魔化すことにした。

「で、どうしたんだ」

 佐藤も頭痛から解放され、種島に話しかける。
 そして種島の名を呼ぼうとしたが・・・

(・・・ちょっと待て。こいつに・・・こんなちびっ子に『先輩』って言わないといけないのか・・・?)

 と考え始める。

 結果。

どうした種島

いやいやいや!!!!

 小鳥遊が手を左右にぶんぶんと激しく振るが、佐藤は見向きもしない。

「か、かたなし君? いつもは先輩って」

「いや、何だかもう気を遣って先輩とか言うのやめようかと思って

(コラアアアアアアアアアアア!!! 前から気を遣って呼んでたみたいに言うなああああ!!

 小鳥遊は怒鳴り散らしたい気分だったが、今は耐えた。
 落ち着け、KOOLになるんだ小鳥遊宗太
 ここで怒鳴り散らしても先輩に変に思われるだけだ。

「か、かたなし君。いつもそんな気持ちで呼んでたの・・・!?」

「いや、違うんだ種島! こ、これは小鳥遊なりのスキンシップの一つで! そうだよな小鳥遊!」

いや、違うけど

そうだよなあ!!?

 小鳥遊が佐藤の肩を掴み、ガクガクと前後に揺さ振る。
 佐藤は観念したのか、小さく舌打ちをしてから、

「そうでーす」

 とやる気なさげに答えた。
 小鳥遊はまだ文句を言いたい気分だが、種島は何とか疑問を晴らしてくれたのか、笑顔を取り戻し話し始める。

「それならいいけど。今ね、お客さんが凄い多いの。早く手伝って!」

 その姿からはとても必死だという気持ちが読み取れた。そう。奇妙な事件のせいで断ることなどできない程に。
 小鳥遊と佐藤はとりあえず目を合わせ、しばらく黙り込む。

 二人一緒に溜息をつき、言う。

『・・・今行く』

 佐藤に口調を直す気は無いらしい。





「小鳥遊、キッチンの仕事分かるか」

 フロアの制服に着替え終わった佐藤が小鳥遊に尋ねる。その顔はとても怪訝そうだ。見た目は普段のバイトの小鳥遊と変わらないだけに奇妙な光景だ。
 休憩室には当然だがこの二人以外誰もいない。もしいたとしたら怪しい会話にしか聞こえないだろう。
 小鳥遊は若干緊張した赴きで頷く。

「な、何回も見ていましたから・・何とか。佐藤さんは大丈夫ですか?」

 逆に小鳥遊はとても不安そうで、先ほどから少し挙動がそわそわしている点が見られる。やはり、奇妙な光景だった。

「ああ。要はできる限り客の前に出なければいいだけの話だからな」

「すいません。仕事する気あります?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無い

「考えたならせめて言い訳してください!!」

 ツッコんでから溜息を一つ。
 それから小鳥遊は今日のフロアスタッフのシフトを思い出す。

「えーと、運が悪い事に今日は伊波さんも先輩も山田もチーフもフロアにいますんで」

「小鳥遊。頑張れ

おおっと何だこの応援。頑張るけどそっちでは頑張りませんよ」

 そう答えると、沈黙が少し流れる。
 それから、

「ちっ」

「もう行きなさいとっとと!!」

 こうして、世界一奇妙なバイトの時間が始まる。





「えっと、調理手順はまず大丈夫だな・・・問題は盛り付けかあ」

 小さな声で、キッチンの仕事の手順を確認する小鳥遊。
 いや、調理というだけならば自分の家で何十回としてきた。
 しかし、ファミレスの食品は冷凍食品なども多く、勝手は違う。更に綺麗に盛り付けをしなければならない・・・。

「想像以上に大変だなあ・・・」

「まあまあ、気にしないでのんびりとやりなよ。小鳥遊君。俺らも頑張るから」

「あ、はい。ありがとうございます相馬さん」

 相馬さんもこう言ってくれている。
 とりあえず、俺は俺のやれることをしなければならない。佐藤さんだって、あまり好きじゃないフロアの仕事を今頃頑張っているんだ。
 よし、頑張ろう!!

 そう小鳥遊は心で誓った。
 それから、大きく息を吸い込んで・・・一言。

何でアンタは知ってるんだああああああああああああ!!!!?

 回想ノリツッコミ終了。

「いやね、さっき休憩室の近くで音がしたから見に行ったんだよ。いやあ、なかなか面白い会話だったね」

「信じるのもおかしいでしょう!? 俺が見たら救急車を呼びかねないシチュエーションですよ!?」

「小鳥遊君。今更だけどさ」

「・・・はあ」

俺は面白い事が大好きなんだ

「知ってるよその事は!! 一番身に染みてますよ!!」

 はーあ! ともはや愚痴のような溜息をついてから、冷静さを取り戻す。

「ま、まあ事情を知ってくれているならありがたい話ですね。というわけで、協力お願いします」

「もちろんだよ。でも・・・一つ頼みがあるんだ」

「な、何ですか? あんまり無茶な要求だと・・・」

「無茶じゃないさ。ただ、そのままでこれからもいてくれないかなあと」

「嫌だしその願いは明らかにおかしいしそもそも最初に無茶じゃないさとかつけると何か戻らないのが普通みたいですし俺のツッコミは長すぎるしあまり佐藤さんのままで饒舌にさせないでください!!

「えー。残念だなあ」

 この人は何を考えているんだ、と小鳥遊は溜息をつく。

 しかし、相馬が事情を理解しているため安心できるのも確か。
 小鳥遊は佐藤を探そうとフロアの様子を見に行った。




「お客様、ただいま満席でございますので、こちらに名前を書いてお待ちいただけますか」

 まるで感情のこもってない声で接客する佐藤の姿がそこにはあった。
 しかし、言葉遣いなどにも問題はなく、極めて冷静に見える。少なくとも客と騒動を起こすとは思えない。

(良かった、佐藤さんも何とかやれそうだな)

 と小鳥遊は安堵した。

「席が空きましたので、こちらの席へどうぞ。いらっしゃいませ、ただいま満席で・・・」

 と、先ほどのやり取りを繰り返す。

 小鳥遊は安心してキッチンに戻ろうとする。

「かたなしくーん! さっきからずっとそこにいるけど料理運ぶの手伝ってよー!」

仕事しろおおおおおおおおおおおおお!!!

 佐藤にやる気はやはり無いらしい。

「ちっ。お客様、忙しいので帰ってもらえませんか

(言っちゃったよ! ついに言っちゃったよ言いたくても言えないバイトの一言№1!!

「かっ、かたなし君なんてこと言うの! お客様、申し訳ございません!」

「あ、そうだ。子ども働かせているってちょっと通報してくれませんかね。多分営業停止に」

 そこまで言った所で、小鳥遊のドロップキックが佐藤の背中に炸裂する。
 ぐったりしている内に佐藤をキッチンの中に運び込む。

「アンタは何やってんだ・・・!!」

「・・・めんどくせえよお」

「土日の部活でちょっとだらけてたら友達に叱られた中学生か!! 弱音100%じゃないですか!! ここは勇気出しといて下さい! やりきるしかないさ! もう頑張るしかないさ!!

「大体この前だってお前がいなかったせいで無理矢理フロアやらされたんだ。うんざりだ」

「俺だって家で毎朝驚く量の料理作っているんですよ!! 頑張って!」

「嫌だ。もう家帰ってソリティアやりたい

「しょぼいなあ趣味!!」

「この前はマインスリーパの上級を100秒以内にクリアした」

みwiki並じゃないっすか! ていうかパソコンゲーム以外やらないんですか!?」

やってないかも・・・しれないぜ

「黙れ!!」

「・・・どうかしたんですか、二人共」

 突然聞こえてきた声の方向を見ると・・・

「・・・山田さん」

 小鳥遊が青ざめた表情で呟いた。
 山田は首を一回傾げると、口を開いた。

「佐藤さん、・・・さん付けなんてしなかったですよね?」

「あ! 違うんだ、山田。ちょっと気が動転していて・・・!」
 
「そうだ。佐藤さんは病気なんだぞ」

うるっせええええええええ!!

「・・・何かがおかしいです。山田の頭脳がぎゅんぎゅんとインスピレーションしています」

「山田。余計な事を考えるな。ロクな大人にならないぞ!!」

 小鳥遊が叫んだが、山田はとてとてとフロアに向かってしまった。
 全く、忙しいとはいっても普段と大して変わらんな。

 そんなことを考えているとすぐに山田は戻ってきた・・・が

「というわけで伊波さんを召喚しました」

ぎゃああああああああああああああああ!!!

 小鳥遊が叫ぶ。当然だ。伊波の小鳥遊に対する耐性は上がったが、今小鳥遊の体は佐藤の物。
 このまま接近したら・・・小鳥遊の時以上の容赦のない鉄拳が飛んでくる!!

「召喚って、モンスターじゃないんだから・・・って何で小鳥遊君はそんな離れてるの!?」

 佐藤を見るとキッチンの入り口でひっそりとこちらの様子を見守っている。早っさすがっ

「あー。今日の小鳥遊は距離をおきたいお年頃」

「気持ち悪いこと言うな」

 佐藤に対するツッコミを忘れずに、小鳥遊もしっかり伊波と距離を取る。

 しかし、小鳥遊の姿である時のイメージは抜けず。
 時既に遅し。

「って、さ、佐藤さん!!? う、うわああーーーん!!」

 しまった、と思った時には、拳が小鳥遊の目の前に迫っていた。
 
(くそっ、なめるなあ!! 何回伊波さんの攻撃を受けたと思ってるんだ!!)

 一瞬の判断で首を横に傾ける。拳は先ほどまで顔があった部分を、微弱な衝撃波を伴いながら過ぎ去っていく。

(勝った! 入れ替わり編・完!!)

 そう小鳥遊が微笑んだ直後。

 伊波の足が見事に鳩尾へと沈んでいた。




「そーだよ思い出したよ何発と攻撃受けてたけど今思えば一発たりとも逃げ切れたことないんだ馬鹿じゃないか俺笑えるな俺アハハハハハ

「おお。佐藤さんが壊れてます」

「すいませんっ!! すいませんっ!!」

「佐藤さん!! ふざけるな!! 戻った時痛いだろ!!

「もう何だ。この痛みを受けてこの言葉は何だ。某女性外国人の心臓マッサージよりも痛いぞこの痛み。絶対」

 小鳥遊の涙が床を濡らしていく。こんな惨めな佐藤、相馬に見られたら・・・

 カシャッ




追うぞ佐藤さん!!

「無理・・・無理・・・!! 頑張って・・・! そして弱みを握られて・・・!!」

「相馬さーん! 俺の弱みって何でしたっけー!! 大声でー!!」

行きゃいいんだろ行けば!!

 涙も止まらぬまま小鳥遊と佐藤は走る。悪魔を探しに。
 キッチン入り口に取り残された山田と伊波。

「・・・今日は面白い日ですね!!」

「私が言うのもなんだけど・・・仕事って何だろうね・・・」

 ※この小説の元ネタは、ヤングガンガン連載『WORKING!!』です。WORNING!!ではありません。多分。




「相馬あああああああ!!!」

 壁に相馬を追い詰め、カメラを握りつぶす佐藤。恐ろしすぎる。

「ああっ! 高かったのにそのカメラ!」

「何をやろうとした? え? 何をやろうとしてたあの写真で!?」

「轟さんに見せたら面白いかな? って」

「よし。ちょっと殴らせろ。お前が泣くまで俺は殴るのをやめない

「どこのジョナサンですか・・・。ま、まあ落ち着いてください二人共」

 と小鳥遊が二人をなだめていると。

「葵ちゃんから、小鳥遊君と佐藤君の様子がおかしい・・・って、小鳥遊君? 相馬君に何をやっているの?」

 いつもどおり、ほのぼのとした顔で轟八千代が現れた。

 小鳥遊はとりあえず、佐藤を見た。

「・・・・・・・」

 全力。全力で目を背けている。当然といえば当然。しかし、

 小鳥遊と相馬の目に・・・光が灯った。

「そういえば佐藤君。轟さんに何か用事があったんだよね?」

「っ・・・!?」

 佐藤が顔を青白くさせながら相馬を見る。八千代の前だからなのかは分からないが、相馬をぶん殴る様子は無い。ただ手は握り締めている。真っ青だもの。

「あら、何? 佐藤君?」

「ああ。なあ、八千代・・・よければ今度の日曜日に映画でも見に行かないか?」

「!!!!!???」

 佐藤の顔が・・・もう、青白いとかいうレベルではなく、白くなる。失礼なことを言うが、面白い

「えっ?」

「いや、前から誘おうとは思ってたんだ。恋愛映画を見に行こう。思わず世界の中心で愛を叫びたくなるほどの」

「嬉しい! 私、友達と映画を見に行くなんて初めて!」

「予定は入ってないのか?」

「ええ! じゃあ楽しみにしておくわ!」

 と、心底嬉しそうに答えフロアへと戻っていった。

「良かったね佐藤君!!」

「どうですか俺の機転! これで二人の関係も少しは・・・」

 次の瞬間。
 小鳥遊と相馬は、鬼を見た。




「種島」

「うう・・・今日の小鳥遊君はなんか恐い。どこ行ってたの! 忙しかったのに!!」

相馬が前後不覚だから病院に運んでいいか?

何があったの私達が一生懸命接客をしている間に!!?

「あと、佐藤さんがキッチンの隅でエクトプラズム吐いているからこっちも帰していいか?」

「だから何があったの!? 霊状の何かを吐くという事自体あまり聞かないよ!?






「佐藤君。全身が痛い。助けて・・・ああごめんなさいアキレス腱はやめてアキレス腱だけは

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・!!!

「自分でやっておいてなんだけど、カオスだなこの光景

 キッチンの隅でぐったりとしている二人を見て佐藤が呟く。
 相馬には鉄拳制裁の四文字を。小鳥遊には罵詈雑言の四文字を(殴ると戻った時痛いから)しっかりと捧げていた。

「おい。お前ら」

「・・・何ですか店長」

 店長の姿を見て、佐藤が少しいらだちながら言う。体は小鳥遊でも店長を嫌っているのは変わりないらしい。まあ、小鳥遊も結構嫌いな辺りどうかと思うが

「忙しいってのにあまり働いてなかったらしいな」

「・・・すいませんでした」

「違いますよ店長。悪いのは小鳥遊です。小鳥遊が俺をこうしたんです」

「どの口が・・・!!」

「・・・まあ、なんにせよ」

 店長が小鳥遊と佐藤の頭を掴む。ガッと。

『え?』

 そしてそのまま、

「ふんっ!!!」

 ゴッ

 小鳥遊と佐藤の額が、激しく衝突した。





「いったあ・・・何するんですか店長!!」

「・・・!!」

 悶える二人。
 しかし、二人はすぐに気付いた。

「・・・戻ってる?」

「何?・・・本当だ」

 小鳥遊は微笑みを、佐藤は安堵の息を漏らしたところで、相馬の叫びが。

「えええええええええ!! つまらない!!!

黙れ!!

「・・・どうしたんだお前ら」

「あ。店長ありがとうございました!! 姉御!! 姉御!!

「気持ち悪いことを言うな」

「・・・謝謝

「何故中国語」


 入れ替わり騒動自体はこれで集結。
 小鳥遊は後で種島に謝ったり、山田を言いくるめて余計な追及をされないようにもした。あ。伊波には謝られた

 だが。

「轟さんとのデートは決定だよね!」

「佐藤さん! ファイト!!」

5ページ使ってぶん殴ってやろうかお前ら




 多分










 あとがき

 グダグダ劇場しゅーりょー(ぇ
 もう、何でしょうか・・・色々とすいません(ぁ
 折角頂いたアイディアがこのような形になってしまったことを深くお詫び申し上げます。まあ、ぶっちゃけ、楽しかったけどね!!(オイ

 俺が自分で意識したパロディ作品は、

・ローゼンメイデン
・涼宮ハルヒの憂鬱
・ドラえもん
・Mr.FULLSWING
・賭博破戒録カイジ
・ひぐらしのなく頃に
・ボボボーボ・ボーボボ
・忍たま乱太郎
・らき☆すた
・ダブルハード
・ジョジョの奇妙な冒険
・ギャグマンガ日和

 ですかね・・・・・・。
 ・・・・・多いよ!!!
 今更ながら、何これ。ライトからへヴィーまで取り揃えちゃってるじゃないっすか。
 とりあえず、少しでも笑っていただけたら光栄です。・・・お付き合いしてくださりありがとうございました。

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