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銀の働き部屋

管理人銀河の、日記兼テキストサイトです。取り扱うジャンルは主にヤングガンガン連載のWORKING!!になると思います。最近は東方の霖之助小説を書くのにも夢中。どうかよろしくお願いします。リンクはフリーです。感想は常に受付中です!もらえたら泣いて喜びます

性転換ハルヒで『射手座の日』part1





 性転換ハルヒで小説を書いたので載せたいと思うのですが、色々と注意点があります。

1 基本的にアニメ版の『射手座の日』に忠実なので面白みが零です。
2 登場する人物全てを性転換しているので、コンピ研部長なども女性です。まあ、ニコニコに部長の性転換もありましたのでイメージはそれでしたが。
3 なんかキョンがあまり代わり映えしないです。むしろ部長とハルヒが全然違う感じです。

 まあ、色々と他にも注意はあるのですが、とりあえずこれくらいで。
 では、何の面白みも無い小説ですが、どうぞ。






 宇宙は、どれくらい広いのだろう? だいたいの人間がそのような疑問を持ち、子どもだったら親にきいてみたり、それなりの歳になったら専門書を読み漁ったりして調べるのではないだろうか。
 まあ、その論議に関しては私達が心配せずとも、偉い学者様達が喧々諤々と意見を交し合っているに違いない。
 そして、そんな広い空に憧れを持つ人間だってきっと少なくはないだろう。事実、私もその一人であったからだ。
 宇宙人に憧れを持っていた時期もあったし、UFOだって見てみたいと思った。ハレー彗星を目の前と感じるほどの距離で見たいと思ったこともある。

 悪いなー。全国の宇宙に憧れを持つ少年少女達。

 今、私は宇宙にいます。





 私が今どこにいるのかと、物好きな誰かに尋ねられたら・・・前述した遠い、無限に広がる大宇宙! としか答えようの無い状況だ。
 当然ながら、大小様々な隕石が辺りには山ほど転がっているし、プラネタリウムなど使わなくても満天どころか250点は点数を差し上げたいような星空が広がりまくっている。

 もし私が乗っている乗り物が真っ白なボディーに黒い鼻がついているようなスペースシャトルだとしたら、きっと私は抽選に当たっているのだろう。自分が稼いだ金で来れたとは思わない。
 しかし、そんな雰囲気を打ち壊すかのように、私が乗っている乗り物はでっかい鉄パイプに適当な装飾品を付けて色を塗っただけのようなごつい宇宙船なんかである。

 それも、私が乗っている宇宙船だけではなく、私の宇宙船より一回り小さい一年戦争辺りで赤い彗星に落とされそうなデザインの宇宙船が、私の宇宙船の周りに数え切れないほど広がっているのだ。
 ・・・そう。ただ文芸部室の椅子に座りパソコンモニターを眺めているだけの私だが、ゲームの中ではきっとこのような風景が広がっているのだ。念のため言いたいが、これは読者達に分かりやすく説明するためであって、私の妄想とかそういう類じゃないということだけは覚えててもらいたい。

 宇宙船のあまりのKYぶりに溜息をつくと、ブリッジのモニターに・・・我らが団長・・・いや、閣下様が現れた。

『本日、天気晴朗なれど波また高し』

 ぶっちゃけた話、ただのパソコンゲームなのに天気が関係あるのか。そもそもこのゲームの舞台は宇宙では無いのか?

『皇国の興廃この一戦にあり!!!』

 皇国とは何のことだろう? まさか、SOS団のことを言っているのか? こんな国が存在していたら、法律が決まる前に国民全員があっという間に王へのリコールを決めるに違いない。

『この戦いは始まりにすぎない!』

 終わった後も何かやるつもり?

『あらゆる邪魔者を蹴散らして、SOS団は宇宙の果てまでその名を轟かせるんだ!!』

 どこまで規模を拡大したいのだろう。

『その内教育委員会にかけあって、全ての公立校にSOS団支部を作る!!』

 PTAが許すかそんなもの。

『勝って当然とはいえ、手抜きはゆるさねえ!! 徹底的に叩きのめしてやれ!!』

 この自信の原材料は何なのだろう。2mgでいいから私に分けてほしいものだ。

『そうか!? ちょっぴり注入してやるぜ!?』

 ハルキは突然そう言うと、団長席から立ち上がり私の横まで歩みよってきた。
 そしてそのままその長身で上から私を睨み付け始めた。何をしたいんだこの男は。

「どーだ! 少しは効いただろ!?」

 散々睨み付けた後、ハルキは満面の笑みでそんなことを言い始めた。

「このにらめっこにどんな効能があるんだ?」

「はあ!? エネルギーを視線にこめて送ってやったじゃねえか! 体がポカポカしてきたりとか、発汗作用が促進されるだとか、そんなのを感じただろ?」

 身の危険しか感じなかった私を責められる奴がこの世界に何人いるだろうか。いや、いるはずがない。

「そろそろスタートみたいですよ?」

 古泉がいつもと変わらない笑みを浮かべながらそう言うと、ハルキは鼻を一回鳴らしてから席へと戻り、ドカッと座り込んだ。全ての行動に落ち着きが感じられない奴だ。

 私も、目の前のパソコンのモニター・・・更に、その下のメニューツールバーへと視線を戻した。
 モニターのもっと右下に位置する時計が、『15:59:52』という時刻を示していた。ゲーム開始まで、残り8秒。

 私は秒数が確実にその数を増やすのを見ながら、何故このような状況に陥っているのかを、時間をさかのぼって思い出していた。




 そう。時は一週間前までさかのぼる。

 文化祭がどうにか無事に終わって数日が過ぎ、学園には静けさがもどってきていた。
 つまり、平凡な日常がまた始まったというわけなのだが・・・このSOS団アジトでの放課後、平凡な日常と呼ぶべきなのかは保留にしておくべきだろう。
 未来人、宇宙人、超能力者の3人と部室でゆったり過ごし、且つ正気と客観性を保ち続けている私は、結構大物なのかもしれない。
 未来人の朝比奈未来さんは、普段通りの執事姿で部室備え付けのコンロの上にやかんを乗せてお茶を作っているようだ。私はお茶には詳しくないが、随分と面倒くさそうで、みらいさんの顔は真剣そのものだ。
 宇宙人の長門有希は、窓際でパイプ椅子に座りやはり普段通りにハードカバーの本を黙々と読み続けている。長い足はあの小さいパイプ椅子に座るには邪魔なのではないだろうか?しかし、足をゆったりと床に伸ばしながら有希は私が読んだら頭が痛くなりそうなタイトルの本をただただ眺めていた。
 超能力者の古泉いつきは、私と碁を打っている。特に趣味の無い私だが、お茶くみやハードカバーの本を読む気分にはなれないので、大抵は古泉の持ってきたテーブルゲームなどでこの不毛な時間を消耗している。
 私は、目を閉じながらこの平和な時間を味わっていた。

「ずいぶんと、悩んでいるみたいですね?」

 古泉がそう言って、私は目を開けた。目に映ったのはその端整な顔立ちで私に向かって微笑んでいる超能力者だった。この笑顔はもはや怪しくさえ感じられるな、と私は常日頃から思っている。

「別に」

 わたしはそっけなくそう答え、白の碁石を碁盤に置いた。

「最近、この不思議空間に普通に馴染んできている私自身に関心して。そろそろ誰かが褒めてくれてもいいと思うんだけど」

「それならば、私が賞賛の言葉を送ってあげましょうか?」

 この学校の何割の男がその笑顔に落ちるのだろうかという爽やかスマイルで古泉はそんな事を言った。

「あなたに褒められても嬉しくない。何か裏があるんじゃないかと、かえって不安になるだけ」

「ふふっ、ごもっともですね」

 古泉はその形のいい眉をひそめて、少しだけ寂しそうに笑った。

「お待たせしてすいませんでした」

 その子どもらしさがまだまだ残る顔に似合わない、黒の執事服を着て朝比奈さんは私達のテーブルにお茶を置いてくれた。ハルキいわく、このくらいのギャップがある方が効くんだ、とのことだった。あいつの感性は理解できない。少なくとも私には。
 まあ、確かに言われて見ると、あのあどけない顔でこのような凛々しい服を着ている朝比奈さんはどこか別の魅力が生まれたような気がする。

「雁金というのを買ってみました。美味しくいれられたと思いますよ」

 いやいや。どう見ても中学生に入りたてのようなあどけない表情でこのお茶を入れてくれたということを考えれば、粗末な出来だったとしても笑みがこぼれてしまう。

「味わって飲んでみてください」

 朝比奈さんはそう笑顔で言うと、長門の所へお茶を運びに行った。

「そういえば、涼宮さんはどうしたんですか?」

「掃除当番」

 あの馬鹿がいないと、この部屋も本当に静かで・・・平和な場所だ。

 そんな事を考えていると、部室のドアがノックされた。ハルキかとも思ったのだが、ハルキがわざわざ部室に入る時にノックするとは想像し難い。つまり、この場合はハルキ以外の人物の訪問ということになる。猿でもできる推理学ってところだろうか。
 私が行動に起こす前に、朝比奈さんは素早くドアへと向かっていった。

「はい、ただいま」

 気にする必要も無いと、私は古泉との碁へと思考を戻した。
 が、

「うわっ!?」

 突然聞こえた朝比奈さんの驚きの声に、私は部室の入口を見た。

 そして、私も思わず目を見開いた。

 部室のドアの向こうに立っていたのは、お隣の部室・・・コンピューター研究会の部員ご一行だった。
 一人二人ならまだしも、ここから見える範囲だけで部員の殆どが来ていると思われる。先頭・・・ドアの目の前には少し茶色がかった髪を左右で二つに分けている、コンピ研部長が鋭い目つきで部室内を見回していた。その後ろ多数。説明などいちいちしてられるものか。

 そして、朝比奈さんが驚くのは無理も無いことだ。
 朝比奈さんは、ハルキの奴がコンピ研から最新型のパソコンを強奪した際、大勢の女子の前で上半身の服を全部剥ぎ取られ、しかも部長と強制的に抱擁させられたのだ。
 ハルキはその光景を私に写真に納めさせると、

『お前がこの人の気の弱さを知って、部員全員で取り押さえてヌード写真を撮ってマニアに売ろうとした挙句、自分達も手を出したって言いふらしてやろうか!?』

 と、相手が女性だということはハルキにとって大した問題ではないのだろう。そんなハルキの作り上げたでっちあげにすぎない話を聞くと、部長は顔を真赤に染め上げ、その後の言い訳も理不尽の塊であるハルキには一切通じることなく、泣く泣く最新型PCをこの訳の分からない団体に進呈するハメになってしまったわけである。

 そんな・・・あまりこの団体にいい思い出も無いであろうコンピ研の面々が、何のようなのだろうか?
 私は古泉と行っていたもう少しで決着(ちなみに私の圧勝だ)がつくはずである碁などそっちのけで、文芸部室の入口へ意識を向けた。

 部長は部室を見回し終わり、小さく息を吐いてから、

「何。ここの団長さんは留守?」

 威圧的かつ鋭い口調でそう言った。すぐ横にいる朝比奈さんへは視線を向けようともしない。やはり、いい思い出では無い様だ。当然だが。

 私は席を立ち上がり、気が弱く何を言えばいいのかも分からない様子の朝比奈さんの前へと進み出る。

「何の用?」

 極めて自然な疑問の声を投げかける。
 部長は、「待っていました」と言わんばかりの笑顔を浮かべると、一枚のCDケースを取り出し、私の前へと持ってきた。

「まずはこれを受け取ってほしいの」

 私は言われるがままにそのCDケースを手に取り、ジャケットを確認する。
 何やら昔風のアニメの船長のような人物と、無数のSFチックな宇宙船間のようなもののイラストが画かれており、上部にはこのCDだかソフトだかのタイトルを示している英語が書かれているようだが・・・なんと読めばいいのだろう、これは。

「中に入ってるのはゲームソフトよ。私達のところが開発したれっきとしたオリジナル作品のね」

 私は、一学校内の部活がどんな質ではあれゲームソフトが制作できるものなのだなあと普通に感心した。ジャケットだけを見た限り悪い印象も受けない。まあ、ここにコンピ研の活躍自体は全く映し出されていないということは今は置いておこう。

「この前の文化祭で発表したんだけれど・・・見て無い?」

「・・・覚えてません」

 私はばつが悪そうに答える。
 文化祭で覚えていたい事は、朝比奈さんのクラスで行われた「黒執事喫茶」のイケメン男子面々の執事服だけだ。

「・・・そう? ・・・はあ。展示場所が悪かったのかしら・・・」

 よほどゲームに自信があり、かつその情報がこのSOS団の耳に入っていることを期待していたのか、部長は明らかに落胆した様子でそう言葉を漏らした。

「で、何の用でしょうか・・?」

 話を早く終わらせたい私はそう問いかける。
 部長はハッとしたように顔を険しくさせると、

「そうだった。私達と、そのゲームで勝負してもらいたいの!」

 腕をがっしりと横に持ち上げ、気合十分に部長はそう言い放った。
 「はあ?」と私は思わず間抜けな声を上げる。

「勝負よ! 私達とゲームで勝負するの! 真剣勝負よ!?」

 部長は子どものように腕をぶんぶん回しながら私達にそう力強く言い続けている。
 頼みますから、そのように勝負勝負と大声で連呼しないでもらいた。こんな所をハルキに聞かれたりしたら・・・

「勝負ってのは、なんの事だ!!」

 ほら。来たよ。
 コンピ研の方々が一斉に声の聞こえた方向を見る。
 そこには、廊下の角を悠々と曲がり、目を瞑ったままこちらへと向かっているハルキの姿が写っているのだろう。大体予想はできる。

「お前たち、何者だ? さては、この俺様のSOS団を潰しに来たとかいう謎の組織だな!? そうはいくか!! 暗い闇を照らして、悪を根絶やしにするのが正義の味方の使命なんだからな!」

 この男な何故こんなにもうるさいのだろうか。日曜朝7時半にテレビから流れてきそうな台詞をハルキは延々と言い続けている。
 その異様な迫力に思わずコンピ研の方々は後ずさりをし、私の目の前にようやくハルキは姿を現した。

「ハルキ。人を怒鳴りつける前にまず話を聞け」

「何言ってやがるキョン! 勝負事ってのはなあ、言い出したその時から勝負なんだよ。敗者が何を言おうとそれはいい訳にしかすぎねえ!」

 自分に酔いしれるかのように無駄にうるさいだけの演説を振舞うハルキであったが、コンピ研の方々を見ると、少し拍子抜けというような表情で、

「何だ? お隣さんじゃねえか。何でこんな奴らが喧嘩売りに来てるわけだよ?」

「だから、今正にそれを説明してもらおうとしていたところだったの」

「ああ? そうだったのか」

 この男はアホだ。何百回目かも分からないような結論を私は導き出した。

「くっ、言ってくれるわねSOS団」

 こいつと一緒の次元にまとめないでもらいたい。

「とにかく、私達はSOS団に勝負を申し込むわ!!」

「勝負だな!? 何にするよ。殴り合いか? 徒競走か? 騎馬戦もいいんじゃねえかな?」

 意地でも原始的な方面でしかこいつは解決法を導き出すことができないのだろうか。どうでもいいが、騎馬戦は一人ではできないだろう? それともなにか? それに私達を巻き込むつもりか?

「いい加減に話を進めさせて」

 私は溜息をつきながら鼻息を荒くするハルキを抑制した。



「で? 要するに?」

 今話されたばかりなのに何故もう一度言わせる必要があるのか。
 団長席であるテーブルの上にどかっと座り込んだハルキは、面白そうに部長の話を聞いている。
 私は元の席に座り、朝比奈さんも部屋の隅で事の成り行きを観察しているようだ。

「自作ゲームで対戦して、私達が買ったら返却して欲しいのよ」

 苛々した様子でそう説明を繰り返す部長に、ハルキは心底意味が分からないといった様子で、

「返却ぅ? 何をだよ」

 そう問いかけた。
その言葉にかなり激昂したのか、部長は体を震わせながら、

「使って無いなら、パソコン返してよ!!」

 ハルキの座っている場所のすぐ横に置かれてある最新型パソコンを力いっぱい指差した。

「はあ? 俺は使ってるぜ? この前の映画だってこれで撮影したんだからな」

 やったのは私だが。

「ホームページも作ったし!」

 はいそれも私がやった。

「そのホームページだって、殆ど更新してないじゃない!!」

 毎日カウンターを回し続けてくれていた暇人は彼女だったのか。カマドウマの時のあれも、それならば納得が行く。
 ハルキは部長の話をどのように捉えているのかは分からないが余裕たっぷりという表情で、

「俺がくれって言った時、お前らはあげるって答えてたじゃねえか。キョン。お前も覚えてるだろ?」

「? そうだった?」

「あんな取引は無効よ! 断固拒否するわ! パソコン強奪時に受けた精神的苦痛は、・・・この際忘れてもいいけど。いや、忘れたい・・・お互い忘れましょう・・・」

 部長は少し苦々しい口調でそう言い、朝比奈さんに目をやった。朝比奈さんは少しだけ肩を震わせると、恥ずかしそうに頬を染めた。ああ。この人はなんでここまで女らしいんだ。私にその女らしさを分けてもらいたいほどだ。

「というわけで、いさぎよく私達と戦え!!」

 部長は気を取り直してそう力強く言い放った。
 ハルキはニッと笑う。

「まあいい。そこまで言うなら勝負してやろうじゃねえか。そんで、そっちは何を賭けてくれるんだ?」

 部長は不適な笑みを浮かべながら、余裕のある表情で考え込み、

「そうね。新たにパソコンを人数分。つまり4台進呈しょうじゃない」

 お? これは流石に驚いた。いくら自分達が得意なゲームで勝負するからといって、その条件はもしコンピ研側が負けた場合の損が大きすぎるのではないだろうか?
 怪しいぞ、ハルキ。と私が注意しようとしたにも関わらず、

「本当だな!? 途中でやっぱ止めとか言ったら許さねえぞ!」

 と力強くその条件を呑んでしまった。

「言わないわよ。約束する」

「はっ、結構な自信じゃねえか。そうだ。そういやお前のところの部男子部員いなかっただろ? もしそっちが勝ったら、こいつをコンピ研に進呈してやるよ」

 そんな訳の分からないことを突然言い始め、ハルキの馬鹿は部屋の隅で本を黙々と読み続けていた長門を指さした。
 私も部長も、「はあ!?」と声を上げるが、ハルキはなんともないような顔で長門を椅子から立ち上がらせると自分の傍に寄せた。

「どうだ? こいつならきっと即戦力になるぜ? そっちがパソコン4台を賭けてんのにこっちが1台じゃ不釣合いだからな」

 いや、とりあえずこの馬鹿に言いたいことは色々あるのだが、パソコン4台と長門ではスペックに差がありすぎると思う。お前は知らないだろうがな。
 部長の動揺も凄まじく、先ほどからすっかり慌てた様子で騒いでしまっている。その前に長門。もう少し動揺したらどうだ?

「何だ? 未来の方がいいのか?」

 とハルキは朝比奈さんまでをもすぐ傍に無理矢理寄せてそんな事をのたまい始めた。
 部長の慌てっぷりは頂点まで達し、引きつった顔で言葉を探している様子だ。はっきりと否定しないあたり8:2くらいの割合で天使と悪魔が戦っているのかもしれない。
 動揺し少し涙ぐんでいる朝比奈さんと何も言わない長門を掴む手を私ははらい、ハルキの手を掴んだ。

「お前が賞品になれ。賭けるなら自分の体を賭けろ。勝手なことを言うんじゃない」

 強い口調でそう言うと、ハルキは私の手を乱暴に振り払った。

「何言ってんだ。神聖にして不可侵な象徴たる存在。それがSOS団団長なんだよ。俺はこれだって思う人間以外にこの職を譲る気はねえ」

 お前は卒業した後もここに居座るつもりなのか? そもそもこんな変な団体をお前の卒業後まで続けなければならないもしかしたらできるかもしれない後輩諸君が可哀想でしょうがない。

「さ、どれがいい!?」

 険しい表情のハルキにそう問い詰められた部長は、思わず後ずさって、非常に困った様子だ。はっきり断るという選択肢はやはり今のところ無いようだ。

「ま、どうしてもって言うんだったら、俺でもいいけどな?」

 笑顔でそう答えるハルキだったが、部長は「それだけは断固遠慮します・・・」と小さく声を漏らした。




「ゲーム内容は5対5のオンライン宇宙戦闘シミュレーション。対戦開始は一週間後の午後4時。それまでに腕を磨いておくことね。あまりにも弱いと拍子抜けしちゃうから」

 勝てる自信など一つも無いが、流石にここまで勝った気でいられると若干腹が立たなくもない。よほどの自信があるのだろう。そもそもゲーム制作が向こうの時点でかなりの差があると考えてもいいのかもしれない。

「賞品の前払いとは気前がいいな。うん。やっぱり部員の数だけパソコンは無きゃな」

 まあ、勝った気でいるのは向こうだけでは無いようだけれど。




 続く










 あとがき

 まあ、こんなんです(どうもよさげ
 何か書きたくなったので書いただけなので出来は極端に悪いです。そもそもぶっちゃけますと、俺はハルヒの原作小説を見ていません(消失までしかです
 というわけで出来は悪いのですが、部長とハルヒの台詞を生き生きとかけたので良かったです。部長は女になったら大好きなキャラになるだろうなあ。
 あ、性転換なのに一人称を間違っていることがあるかもしれません。間違ってたら報告をお願いします。

 遙火さん。こんなのでも、少しは楽しんでいただけたでしょうか?(ぇ
 次は性転換で二次創作も書きたいなあ。

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